経営助言の手法

A.資金繰りの予想をします

継続MASというTKCソフトを使い1年後や5年後の資金繰りを予想します。また翌月とか2か月後といった短期的な予想であれば、エクセルを使って行います。 PDF 納税予測 クリック

B.予実比較を行います

予実比較とういのは、計画と実際がどれくらい違うか確認し、なぜ違ってきたかを考えていただくことです。計画は理想を語っていただくのではなく、「これだけお金がなければ会社はつぶれる」という必要最低利益から逆算して計画を立てます。だから舩橋会計の予実比較は、緊張感があります。「計画だから実際と違ってくるのは仕方がないよ」とはなりません。「この計画を達成しないと会社は危険な状態になる。どうすれば目標を達成できるのか」という思考になります。 PDF 予算実績差異分析 クリック

C.BAST比較を行います

会計データから経営分析の数値を出すことはできます。例えば、利益率が〇〇%というように。でもその利益率が同業者と比べて良いのか悪いのか比較できなければ意味がありません。TKCでは同業者と比較できるデータをもっておりますので、その同業者比較によって経営者に「気づき」を得ていただきます。同業者データをBAST(バスト)と呼んでおります。   PDF BAST比較 クリック

D.MR設計ツールを使用します

MR設計ツールを使うと、会計ソフトのデータをエクセルに自動的に変換してくれます。会計ソフトだけですと社長の知りたいデータだけを一覧にすることができません。例えば、「社長が労働分配率だけを時系列で見たい」とか「製造原価に占める外注費の割合だけを時系列で棒グラフとして見たい」など。社長の知りたいデータをオーダーメイドで作成することができます。エクセルは自動的に最新の会計データを取り込むので、いちいちエクセルを編集しなくても、毎月エクセルを開けるだけで最新のオーダーメイドの数値を確認することが出来ます。

E.月例経営分析表を使用します

利益が出ているけど、お金がたりない。あるいは、利益が出ていないけど、お金はたまっている。という現象が起きます。これは利益とキャッシュが別々の動きをするからです。利益金額とキャッシュ残高に違いが出来た原因を表にしているのがTKCの月例経営分析表です。この表を定期的に社長にお見せし、解説させていただきます。初めは少し難しいのですが、何度も見ているうちにだんだんと慣れてきます。そしてこの表が理解できるようになると、財務分析力が相当付いてきているという状態になります。会計事務所には教育という要素があります。丁寧にご指導させていただきますので、一般的には難しいと言われる資料も簡単に感じられるようになっていただけます。 PDF 月例経営分析表 クリック

F.お客様ごとにカルテを作成します

経営助言は継続して行うことによって成果を生みます。ある程度の時間がかかります。ですのでお客様との会話などを記録したカルテを事務所で保管しております。お客様と面談させていただくときには、前回までの会話の内容をカルテで確認します。そして適切な質問をさせていただくことにより、経営者に改善を考えていただきます。

G.プロセスコンサルテーション

エドガーH.シャイン博士が提案するプロセスコンサルテーションという技法を使って経営助言をさせていただきます。簡単に申しますと、直接的に相手に干渉するような物言いはしないで、間接的で謙虚な姿勢で相手に気付いてもらうという姿勢で助言するという方法です。

このような手法は日本人には向いていると思います。誰でも直接的に批判をされるといい気分はしないものです。断定しないでそっと言われる方が素直に聞けるものだと思います。だからコンサルタントのように強制的で破壊的なことは言いません。あくまでも解決方法は、社長自身に考えていただきます。そのための気づきとなる助言を謙虚にさせていただきます。まるで月の光のように優しく。

H.戦略システムを伝授

会計データはTKCソフトを使って入力していただきます。TKCソフトは多くの戦略的な情報を得ることが出来ます。だからTKCソフトの操作方法をマスターしていただくということは、戦略システムを手に入れることになるのです。毎月、舩橋会計のスタッフが会社に訪問させていただきますので、その際にはお客様ご自身にマウスをクリックしていただき、さまざまな画面を見ていただきます。そしてその画面の理解の仕方も丁寧にご指導させていただきます。

お客様が夜中でもパソコンを見て、自社の経営状況を確認できるようにTKCソフトを使い慣れていただきます。