基本的なお話しなのですが、売上帳と仕入帳はご存知でしょうか?
売上帳というのは、請求書の金額を左側にずっと書いていきます。
そして、右側には通帳に入金された請求書の金額を書きます。
仕入帳というのは、左側には支払先から来た請求書の金額を書きます。
右側には通帳で支払った請求書の金額を書きます。
・・・上記のようなことをするとどうなるかというと、売掛金と買掛金のそれぞれの現在時点での残高がわかるんですね。
例えば、取引先から明日までに買掛金50万円を支払ってください、と言われたとします。
「はい。わかりました。」と言ってすぐに支払う人はいないと思います。
まず、本当に50万円の買掛金が当社にあるのか、確認しますよね。
そのときに仕入帳がないと、全部の請求書をもういちど確認しなければならなくなります。
そんなことをいつもしていたら、それだけで他の仕事が出来なくなってしまいますよね。
ですので、ひと目で売掛金と買掛金の残高が確認できるように仕入帳や売上帳があるんです。
また売上帳や仕入帳は、請求書の金額がそのまま書かれているわけですから、それらと元帳を突合することによって仕入れや売上の洩れがないかを確認することができます。
税務調査のときもこの売上帳と仕入帳を元帳と突合しているかを見てきます。それがされているなら、しっかりと経理をしてるなという判断になってくるんですね。
今日は、売上帳と仕入帳の基本的なお話でした。