ヨン様といえば、韓流映画ですね。
そのヨン様のセリフで次のような言葉があります。
「やくざが怖いって!いや、やくざよりも怖いものが世の中にはあるよ。それはお金がない恐怖だ。貧困は人を変える。」
いやー、このセリフ、聞いているだけでゾクゾクと身震いしますね。
とくに、「貧困は人を変える」という部分。
そうお金がないということは、誰にとってもすごく怖いことなのです。
しかし、お金が徐々に減少しつつあり、本人もそれに気づいていても、他人事のような人もいます。
自分のことなのに、当事者意識がもてないというケースです。
これは、貧困を経験したことがない人に多いパターンです。
貧困を経験したことがない人は、お金がない怖さを知らないんですね。
だからもう直お金がなくなるということが予想できても、いまいち自分のことのように考えられないのです。
こういう経営者に対してコンサルをすることが最も難しいのです。
理論的に、あとどれくらいでお金がなくなるか、どうすれば改善できるのかを分析的に説明します。
その経営者自身もその場では、そうだそうだと理解をします。
しかし、実際に経営の現場に戻ると改善策をなにも行動に移さないのですね。
貧困を経験したことのない人というのは、貧困にたいして弱い、貧困にいとも簡単に襲われてしまいます。
貧困を想像できない。これは、すごく恐ろしいことなのです。