抽象と具体を行き来する

私は社長さんと一緒に5か年計画を作成します。もちろん社長さんの意見をお聞きして私がそれを数字に落としていく形で進みます。

5か年計画を作る意義ですが、それは未来を創造するという重要な意味があります。しかし、それだけでなく抽象と具体を行き来する回路を作るという意味合いもあります。

多くの経営者は、今を生きています。今の事だけを考えています。というより今のことしか考えられないですよね。忙しいから。

でも本当は、もっと大きな時間軸の流れ、未来5年後の全体像も考えたいものです。これは抽象的なイメージで成り立っています。

今の事だけ考えるのは容易です。また未来の事だけ考えるのも容易です。

難しくて重要なのは、今という具体的な現象と未来5年間という抽象的なイメージを両方考えることです。抽象の世界と具体の世界を行き来することが大切だと思います。なかなか出来ないことですけどね。

ですから私が社長と話して5か年計画を作るときは、言葉にはしませんが、心の中で、「社長の中に抽象と具体を行き来する回路が出来るといいな」と思いながら願いながら5か年計画を作成しております。

売上予測の入力

売上予測の入力

前回は、ざっくりと年間計画を立てるというお話をしました。

ざっくり立てたら、今度は、細かく考えていきます。

具体的に未来1年間の売上高を月ごとに入力していきます。

画像では、4月の売上高が8,000千円になっています。

6月が7,000千円ですね。

この売上高は、適当に入力しているわけではありません。

社長の希望・目標値という側面もありますが、根底には依然お話した最低売上高(デッドライン)という考え方があります。

つまり必要資金から逆算して必要利益を算出し、さらに逆算して必要売上高を算出しているのです。それに基づいて、月ごとの売上高の予測を入力しているのです。

このようにざっくりから、徐々に具体的計画に進んでいきます。

年間計画の立て方

上記は、TKCのシュミレーションソフトの画面で、年間計画をざっくり決めようとしています。

人間の脳は、いきなり細かなことを考えるのは苦手です。まずは適当でいいので、ざっくりとした計画を考えていきます。

そうすると人間の脳は、細かなことが自然と気になりだします。そして自然に細かな計画に進んでいきます。

ですので、まずはざっくりと大まかに、適当に年間計画をたてます。完璧主義はいけません。

上記画像をみると5つの質問があります。5つの質問からざっくりと計画をたてようとしています。質問の一つ一つの内容を確認しませんが、「年間計画はおおまかに始める」ということを覚えておいてください。

売上目標の立て方

必要資金

こんにちは。税理士の舩橋信治です。今日もとっても大切なことを解説していきます。売上目標の立て方です。

目標というと通常の人は、理想を思い描くと思います。しかし、ここでいうところの目標は理想ではなく、「これだけお金がなければ困りますよ」という最低限の基準を指します。

だから正確に言うと、売上目標でなくデッドライン(死守すべき基準)となります。

画像を見てください。一番上に短期借入金の返済1000とあります。次に剰余金の配当支払いが50とあります。合計で1050ですね。これだけお金が必要なんです。

でも減価償却は、お金が出ていないけど経費になっている科目ですね。これは実際にはお金が出ていないので必要資金からマイナスします。1050-200=850 おそらくここでなぜ200を引くのかわからない、という方が多くいます。でもわからなくてもいいので(後からわかってくるので)、ここではそういうものだと割り切って次に進みます。

次に税率を見ます。33.6%ですね。100%から33.6%を引きます。66.4%ですね。必要資金850をこの66.4%で割り戻してやります。

850÷0.664=1280 これが必要経常利益です。

逆算して確認します。

1280×0.336(税率)=430 この数値が税金です。

1280-430=850 税引後必要利益です。

(まとめ) まず必要資金を計算します。そこから減価償却をマイナスします。これをAとします。そのAを税率を使って税引前に割り戻してやります。そうすれば税引前の必要利益が算出されます。

ちょっと難しかったですかね。慣れればなんてことはないのですが・・・。このようにして税引前の必要利益を出し、そこから逆算して目標の売上高を求めます。これが舩橋が重要視しているデッドラインの求め方です。

細かなことはわからなくても、「ふーん、なんとなく、そういうことやるんだ」くらいの理解で今は十分です。

売上速報

こちらはTKCの会計ソフト、FX2の画面です。売上速報という画面を見ています。

赤色が計画値で青色が実績値です。

舩橋会計の場合、この赤色の計画値を作成する場合に、気を付けていることがあります。それは必要資金から逆算するということです。夢の計画ではなく、「これだけ売上がなければ会社は危険ですよ」という最低基準を計画値とします。

そうなると実績値が計画値を下回ると危機感が出てくるのです。

赤色はデッドラインなんですね。死守したいライン。

このように計画と実績を比較する場合には、緊張感をもって行うと良いですね。

税理士の選び方

税理士 舩橋信治

 

こんにちは。今このホームページをご覧になっている方は、税理士を探しておられる方が多いのではないかと思います。では、税理士に何を求めますか?一般的には税金申告や記帳代行(会計データの入力を税理士事務所に頼むこと)ではないでしょうか?

もしもそうであるならば税理士報酬が安ければ安いほどいいですね。だってそういう事は誰でも出来ますので。そして税金申告や記帳代行のみを依頼された税理士は、どんな位置づけの存在になると思いますか?それは、事務代行屋です。先生と呼ばれながらもやっていること自体は、事務代行業です。

最近の会計ソフトは機能がすばらしいです。特にTKCのソフトはすばらしい。ネットバンクやクレジットカード情報は自動取込し、学習機能によって仕訳も自動作成していきます。領収書をスマホやスキャナーで読み取れば、その仕訳も自動作成します。要は会計処理にかける労力が少なくて済む時代になったのです。それなのに税理士にわざわざお金まで払って記帳代行(会計データ入力を税理士事務所に任せること)を依頼しますか?

会計データは自社で入力する時代です。会計ソフト(TKC)もそのように設計されております。では税理士には何を依頼すれば良いのでしょうか?それは、経営助言です。税理士は、その会社の財務状況を全て把握しております。また利害関係がないので本音を言うことが出来ます。コンサルタントの経営助言は変革的で魅惑的かもしれませんが、会社を壊してしまうおそれがあります。高額な金額を支払う割には、なかなか効果があがりません。税理士が経営助言をするということは、コストパフォーマンスが最も高いのです。

税理士は二極化の時代をむかえています。事務代行業を昔ながらに続ける税理士事務所と経営助言に力をいれる事務所です。後者の方が数が少ないです。難易度が高いからです。また精神論だけで経営助言をするわけではないので、それ専用のソフトやエビデンス・ツールをもっていなければなりません。

舩橋会計は、経営助言を積極的に行う税理士事務所です。舩橋会計と税理士顧問契約を結ばれる方は、舩橋会計を事務代行屋とは考えておられません。戦略パートナーとしてお選びいただいております。会社をもっと発展させて従業員の満足度を上げたいという前向きな経営者様は、舩橋会計と相性が良いと思います。

舩橋会計は、経営助言を行うといってもコンサルタントのように土足で相手の心の中に入り、無礼な干渉をするわけではありません。舩橋会計はエビデンスに基づき、謙虚で控えめな助言をさせていただきます。その業界の事は、当然ながら経営者様の方が詳しいですし、具体的なアクションを税理士事務所が経営者様にご指示するのは不可能です。ですから財務分析資料によって経営者様に気付きを得ていただくように間接的な質問をさせていただきます。

今何をすべきか?というのは、実は経営者様が一番よく知っていたりします。舩橋会計は、さまざまな資料提供や質問をさせていただくことにより、経営者様にその経営を考える時間を多くとっていただきます。そして過去を反省し、改善し、再びアクションを起こしていただきます。それをモニタリングして、経過確認をさせていただきます。

税金申告を正確に行い税務調査に備えることは当然重要です。それに加えて戦略パートナーを税理士に求めるという視点もある、ということをご認識いただけると嬉しいです。舩橋会計にご興味をお持ちいただけたならば、お気軽にお電話ください。