原価計算とは

経営者の方は、原価計算という言葉をよくご存じだと思います。

とくに製造業の方は、普段からよく目にする言葉だと思います。

しかし、ここでは原価計算という言葉を知らない方を前提に基本的なことをお話しします。

簡単にいうと、原価計算とはその商品を販売するのにいくらかかったかを計算することです。

例えば100円のケーキを売るためにいくらお金がかかっているかを計算したりします。

ケーキですとバターや小麦粉や人件費が使われています。

また細かくは、家賃や水度光熱費などの固定費なども使われています。

こういった経費を計算して原価がいくらかを計算することが経営ではとても大切になってきます。

ただ言葉でいうのは簡単ですが、実際に原価を計算するのは実務上はとても難しいことなのです。

例えば水道光熱費がそのケーキにいくら使われているかを計算するには、そのケーキを作るまでにかかった時間を計測しなければなりません。

またそのケーキに人件費がどれだけ投入されたかを調べるには、ストップウォッチでケーキが出来上がるまでに要した時間を計測しなければなりません。

そこまで大変なことを一体誰がやるのか?ということになります。

ですから原価計算というのは、学習上は簡単なのですが、それを実務でアジャストして行うのはとても難しいことなのです。

そんな難しい原価計算を研究し報告していきたいと思います。

ではまた。

損益分岐点

損益分岐点というのを、経営者の方はご存知でしょうか?

損益分岐点というのは、売上がある基準を超えるとそこから先は利益が出るというその基準をいいます。

例えば、売上が1億円を超すと利益が出て、売上が1億円未満なら赤字になるとします。

その場合、損益分岐点は1億円ということになります。

この自分の会社の損益分岐点がいくらかということを知らない経営者の方が意外に多いのです。

最低でもいくら売上なければいけないか、こういった基準を明確にわかったうえで経営をすると一つの努力目標が出てきます。

ただ何となく事業をするのと目標があるのとでは、最終的な結果が大きく違ってきます。

毎日真面目に努力をしているはずだから、ちゃんと利益が出ているはずだ・・・という考えでは組織は維持出来ないということですね。

もちろん真面目に努力することは、とても大切ですし立派なことです。

でもそこに経営の無駄をなくしたり高収益を生む事業スタイルを確立したり、そういったアイデアを求める気持ちがなければ安定した利益を獲得できないということです。

そもそも事業を行って毎年確実に利益を出すということは、ひじょうに大変なことなのです。

自分はまじめに働いているから、経営の数字は気にしなくてもちゃんとやっていけるはずだ・・・こういった考えを捨てていただいて、経営の数字に興味をもっていただきたいと思います。

まずは損益分岐点という一つの努力目標をお持ちいただきたいと思います。

 

ダメな者は、本当にダメなのか?

組織は、その組織にとってダメな者を排除しようとします。

ダメという表現を変えると、異質な者・異端な者・非生産的な者・非効率的な者といった表現になるでしょう。

こういう人がいたらリストラしよう退職に追い込もうと多くの経営者は、考えます。そうしてそういう経営者の姿勢に誰もが疑問をもたないでしょう。

しかし、ダメな者が見えない形で組織を助けているということは、よくあることなのです。

例えば、働かないアリは、働き者のアリが疲れたときに活躍するそうです。

働かないアリがいた方が組織は、長続きします。

全員が働き者だと、全員が疲れてしまうからですね。交代できなくなってしまうわけです。

これは、一例ですが、その組織にとって必要と思われていない者も長期的にみればその組織を救う存在になることも多いのです。

また仮に、その異端者を組織から排除したとします。そうすると、今度は、次の異端者を経営者は探し出すことでしょう。

常に誰か排除する人間を求めるのが経営者や組織の性質でもあります。

なぜそういうことをするかというと、自分でも気づかないうちに自分を肯定するために否定する人間を探してしまうのですね。

人を攻撃すれば、自分の欠点や過ちを顧みる必要がないからです。自分を顧みるというのは勇気がいるし、しんどい作業なんです。

でもそうやって常に異端者を探して排除し続けるという行為を続けると、当然のごとくその組織にはベテラン職人が増えない傾向になってしまうので、その組織は存続できなくなってきます。

長期的に経営を考えてその組織を守ろうとするのであれば、異端者も守らなければならないといえます。

異端者さえも受けいれるという寛容な組織のあり方が、その組織を発展させるんですね。

振り返れば文化の発生というのは、常に異文化と異文化の衝突から生まれてきました。新商品や新サービスの開発がなければ組織は存続できません。そして、新商品や新サービスを作るというのは、まさに文化をつくるのと同じです。

もう少し延長していえば、自分と同じ性質の人間とは組まない、くらいの異質な者を求めるくらいの柔軟性があった方がその組織は永続する可能性が高まります。

非効率的な人間がいたら、すぐにダメな奴、といって切り捨てるのではなく、面白い奴、興味の湧く奴というふうに味方を変えてみてください。

どんな人だって長所のない人間は、いないはずですから。

 

会計データの入力の仕方

会計データの入力の仕方をご存知の方は、意外に少ないです。

領収書や通帳の数字をただ単に入力するだけだと思われている方が多いのです。

しかし、会計データは、細かなことに注意をして入力する必要があります。

例えば、飲食店に行った場合には、金額以外に次ぎのようなことも入力します。

お店の名前・一緒に行った相手の名前・相手の所属する会社名・合計人数

いかがでしょうか。けっこうたくさんの情報を入力しなければなりませんよね。

こういった情報は、すぐに忘れてしまいますので、できるなら領収書をもらった時点で領収書の裏にこれらの情報をボールペンで記入しておくとよいです。

えー、そんなめんどうなことするの?と思われるかもしれませんが、仕方がありません。

2年3年経過してから税務調査が入り、質問されて答えられない、そのあげく経費を否認される・・・なんてことになるよりは、ずっと良いですよ。

またカーマに行った場合も、以下のようにデータ入力します。

カーマ・工具・かんな・釘など

つまりお店の名前だけでなく、何を購入したのかまで細かく入力します。

そして、購入品目が複数ある場合には、代表的な品物だけを入力してあとは、〇〇等と入力しておきます。

それから現金が増えたり減ったりした場合には、通帳と関連していることが多いです。

そんなときは、〇〇銀行より引き出し、というふうに、どこの銀行と関連しているかを入力しておきます。

このほかにも入力の仕方で気を付けなければならないことは、数多くあります。

基本的に、多くの情報を丁寧に入力しておく、という心づもりでやっていただければ大きな失敗はないと思います。

 

ヨン様のセリフ「お金が怖い」

ヨン様といえば、韓流映画ですね。

そのヨン様のセリフで次のような言葉があります。

「やくざが怖いって!いや、やくざよりも怖いものが世の中にはあるよ。それはお金がない恐怖だ。貧困は人を変える。」

いやー、このセリフ、聞いているだけでゾクゾクと身震いしますね。

とくに、「貧困は人を変える」という部分。

そうお金がないということは、誰にとってもすごく怖いことなのです。

しかし、お金が徐々に減少しつつあり、本人もそれに気づいていても、他人事のような人もいます。

自分のことなのに、当事者意識がもてないというケースです。

これは、貧困を経験したことがない人に多いパターンです。

貧困を経験したことがない人は、お金がない怖さを知らないんですね。

だからもう直お金がなくなるということが予想できても、いまいち自分のことのように考えられないのです。

こういう経営者に対してコンサルをすることが最も難しいのです。

理論的に、あとどれくらいでお金がなくなるか、どうすれば改善できるのかを分析的に説明します。

その経営者自身もその場では、そうだそうだと理解をします。

しかし、実際に経営の現場に戻ると改善策をなにも行動に移さないのですね。

貧困を経験したことのない人というのは、貧困にたいして弱い、貧困にいとも簡単に襲われてしまいます。

貧困を想像できない。これは、すごく恐ろしいことなのです。

経営悪化に気づくには時間がかかる

経理代行・マネジメント代行の良いところは、経営が悪くなったときにすぐに経営者に報告できることです。

この経営悪化というのは、自分ではなかなか気づかないんですね。

なぜかというと、お金の支出が増えて行くのは心が麻痺するからです。

これってすごく怖いことなんですよね。

お金って入ってくることはよく気付くのですが、出ていくのは不思議と気づかないんです。

ですから経営悪化に向かっている経営者の口癖は、「どうしてお金がないのか?うちの会社にお金がないはずはないでしょ」なのです。

預金の残高などが減少してきて、いろいろな支払いが滞りはじめて、初めて経営悪化に気づきだすんですね。

でも、それでは遅いのです。

早く経営悪化に気づいて、その改善をいち早くしていくことがとても重要です。

経営の改善策を見つけるのは簡単なことではありません。

どこで無駄が発生しているのかを分析しなければならないからです。

すぐに経営悪化に気づき、すぐに経営の改善策を見つける。

これができるのは、税理士だけではないかと思います。

経理代行・マネジメント代行の必要性は、このようなケースでも存在します。

男性は弱音を言えずに苦しんでいる

女性の社会進出を考えるうえで、男性の勤務形態も同時に考えなければならない、というお話を以前しました。

つまり、男性の仕事量が多すぎるので、それを女性にシフトしなければ男性は女性をサポートすることさえ出来ないということですね。

男性が女性をサポートしなければ、女性は社会進出することは不可能です。

これは男性がとても楽になる良いことだと思います。

男性は、残業も含めてバリバリ働くのが当たり前になっています。

私自身も周りからは、「そんなに働いたら死んでしまうので、もう働かないでほしい」、と言われます。

でも私は、自分が死んでしまう気はしません。えらいと思いますが、体がえらいだけなので、心は大丈夫なので、寝れば回復するだろう、くらいに考えています。

でも私も会社員の時期があって経験があるのですが、自営業者のえらさと会社員のえらさは、その性質が全く違います。

自営業者は、えらいと言っても自分で選んだ道なので納得感があるんですね。あきらめもつきます。

しかし、会社員の場合ですと、上司の命令でやらざるを得ない場合が多いので、いつでも納得できるわけではありません。

つまり、男性は男性で悲鳴をあげたいのです。

でも文化として、男性が仕事について悲鳴をあげると「弱い」と言われてしまいます。

本当は、「もうダメだ」と言いたいのだけれども、それを言えないのです。

だから、私は、男性は正直に「もうダメだ」と言えばいいのだと感じるんですね。

そういうふうに男性も自分の弱い部分を見せれないと、女性の社会進出は進まないと思います。

男性も女性も同じように不安を抱えている。どちらも働きすぎると悲鳴をあげる。

だから男性と女性で仕事をシェアして、負担を分かち合おうというふうに考えるのです。

その分、男性も子育てに協力する必要がありますね。

男性は社会が思っているよりも弱い存在だと思います。

そういう男性の弱さが当然、という文化で出てくると、女性も社会進出しやすくなることでしょう。

今まで男性は、やせ我慢をしすぎたのではないかな。

結局、児童虐待や家庭のドメスティックバイオレンスは、男性の仕事のストレスが原因になっていることが多いんですよね。

男性が弱さをさらけ出すことができれば、そういった社会問題も減少するのではないかと思います。

 

社会進出したくない女性も認めるべき

女性が社会進出しなければ、日本は先進国の地位を維持できないだろう、というお話しを前回させていただきました。

そうなるとポピュラリズムにのって、社会進出しない女性はダメだ・・・なんていう人も出てきそうです。

しかし、専業主婦も大変な仕事です。

私は、子供がいるので、通常の職場で働くよりも、むしろ専業主婦の方がずっと大変なのではないかとさえ感じます。

また専業主婦でもない、働きもしない・・・そういう人さえも認める必要があると思います。そういう人はニートと言われるかもしれませんが、そうやってモラトリアムの時期を過ごすことも人間には必要だからです。

しかし、いつかは働いてほしいとは思いますけどね。

つまり女性の社会進出を考えるときは、いろいろな働く形があるということを社会が認める必要があると思うのです。

そのパターンを思いつくまま、以下に書きたいと思います。

①仕事に集中する勤務形態(夕方の5時とか6時まで働く正社員タイプ)

②ショートタイムの勤務形態(夕方の4時くらいに勤務終了するタイプ)

③アルバイト(週に3程度勤務するタイプ)

④専業主婦(働かないで子育てなどに集中するタイプ)

⑤モラトリアム(働かないでなにもしないタイプ、芸術家や研究者などはこういう時期が必要)

こんな感じで女性のタイプにもさまざまな形態があります。特に⑤のタイプの人を攻めるのは簡単なのですが、⑤のようなタイプの人も社会には必要だと私は思います。

ピカソやアインシュタインのような発明は、⑤のようなモラトリアムの時期を過ごさなければ生まれないからです。

働かないことが、必ずしも悪ではないのです。

とにかく人間にはいろいろな価値観があるので、いろいろなタイプを社会が認めなければ女性の社会進出は達成できないということですね。

 

女性の社会進出と経理

女性の社会進出がさかんにうたわれております。

確かにこれだけ人口減少が進むと女性に頑張っていただく必要が出てくるとおもいますね。

日本は、先進国の中でもとりわけ女性の社会進出が遅れているようです。

女性の課長とか部長ってあまりいないですよね。

市役所などに行くと多くの女性が働いています。

全員が正社員ではないと思いますし、どのような給与形態になっているかはわかりませんが、よいことだなと感じます。

女性の仕事といえば、経理ですね。

私は、自分が経理の仕事をしていてこんなことを言うのもなんですが、経理は女性によく合っている仕事だと思います。

生来、女性は細かな仕事が向いていると思います。数字の間違いを探したり整えていくのは、とても細かな仕事で神経を使います。

むしろ男性が細かな経理の仕事を長時間できるとは、なかなか思えません。

私は男性で経理の仕事をしていますが、かなり特殊なタイプだと自分で思っています。

私は、男性のくせにずっと事務仕事をしていても平気だからです。

でも一般的には、細かな仕事は女性が得意だと感じています。

だだ女性の社会進出といっても、男性がその環境をととのえる必要があると思いますね。

男性がもっと女性を助けないといけない。

その女性を助けるべき男性が忙しすぎて、女性を助けることができない。

こうなってくると、どっちが努力すべきという議論をこえて、社会の仕組みそのものを変化させないと女性の社会進出は不可能だと感じます。

具体的には、男性の仕事も4時くらいには終了して、保育園のお向かいなどを男性がやったり、夕食の買い物や準備を男性がやらなければ女性の社会進出は無理ではないかと思います。

簡単に申しますと、男性の仕事量を女性にシフトする、これが女性の社会進出の一面だといえるかもしれません。

仮に、そういう世界が実現したとします。そうなると、男性もあまりいばってはいられなくなりますね。

俺の金で生活しているんだぞ、なんて怒る男性もいますが、そういうことが言えなくなってきますね。

文化がどういう形に変化するのか、それを受け入れる人がいるのかどうか私にはわかりませんが、男性の仕事を女性にシフトしていくことは、避けることができませんし、そうしていかなければ日本は先進国の地位を維持することは難しいでしょうね。

 

有給は、時間単位で取得できます。

有給を時間単位で取得できることは、ご存知でしょうか?

お子さんが風邪などを引いて数時間遅刻するということは、よくあることだと思います。

一般的には、半休扱いになって有給が半日なくなってしまいます。

でも1時間だけ遅刻で半日有給がなくなってしまうと、従業員さんは有給を取らなくなります。

なぜかというと突然の子供の風邪にそなえて、極力有給を使わないでとっておこうと考えるからです。

それが続くと、だんだんと従業員さんの心の中に不満がつのってきてしまいます。

毎回1時間とか少しだけ遅刻しているだけなのに、どんどん有給が減るか、あるいは有給を蓄積させておくために有給を取らないで遅刻の回数がどんどん蓄積されてしまうのです。

遅刻が蓄積されれば、もちろん基本給からマイナスされますので手取りの給料額が減ってしまいます。

こんな状態にならないために時間単で有給を使えるようにするのです。

遅刻しても時間単位で有給をとることができるなら、従業員さんはためらわずに有給をとることができます。

そもそも従業員さんは、やむを得ない事情があって遅刻するのです。ただ単に朝寝坊して遅刻する場合もあるでしょうが、それはまれだと思います。

有給を時間単位で使えるようにすることによって、従業員さんが会社に対して不満をもつ芽をとってください。

有給を時間単位で使えるようにするには、労使協定を結ぶ必要があります。

ここらへんは、社会保険労務士さんが得意です。弊事務所にご相談いただければ、信頼できる社会保険労務士さんをご紹介いたします。