相続したお金をさらに増やす方法|税理士が教える賢い資産運用術
相続によってまとまった資金を得た方の中には、「せっかくの財産を減らさず、できれば増やしたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
今回は、相続後の資産を減らさず、将来に向けて賢く増やしていくための方法について、税理士の視点から解説します。
相続財産を「守る」から「育てる」へ
相続税の申告・納税が終わると、多くの方が一息つきます。しかし、そこで終わりではありません。相続財産は、適切に管理・運用しなければ、インフレや生活費、将来の税金などで目減りしていく可能性もあります。
以下では、財産を減らさず、むしろ「育てる」ための具体的な手段をご紹介します。
方法① 不動産投資で安定収入を得る
相続資金で不動産を取得する
相続資金で収益不動産(アパートやマンションなど)を購入する方法です。家賃収入によるキャッシュフローを得ながら、土地建物の評価減効果により、次の相続にも備えることができます。
メリット
- インフレに強い実物資産
- 節税効果(小規模宅地の特例など)
- 毎月の安定収入
注意点
- 空室リスク、修繕費の発生
- 地域の賃貸需要を事前に調査する必要あり
方法② 株式・投資信託による分散投資
プロに運用を任せるのも選択肢
信頼できるIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)や証券会社のアドバイザーと相談し、株式や投資信託に資産を分散投資する方法もあります。
メリット
- 少額からでも始められる
- リスク分散による安定運用
- 配当収入や値上がり益の可能性
注意点
- 元本保証ではない
- 短期的な価格変動に惑わされない運用姿勢が必要
方法③ 生命保険を活用して節税+資産保全
次の世代への円滑な資産移転にも有効
相続資金の一部を終身保険や一時払保険に活用することで、死亡保険金の非課税枠(500万円 × 法定相続人)を使った相続税対策になります。
メリット
- 相続税の非課税枠を活用
- 現金を確実に遺す手段
- 節税しながら資産保全
注意点
- 解約返戻率や加入条件に注意
- 年齢や健康状態によっては加入制限あり
方法④ 法人設立による資産管理
資産管理会社を設立するケースも
一定の資産規模がある場合、法人を設立して不動産や有価証券を法人名義で保有・管理する手法があります。
メリット
- 所得分散による節税
- 法人での相続・事業承継が可能
- 経費処理の幅が広がる
注意点
- 継続的な運営が必要
- 税務・会計の知識が不可欠
相続資金の運用は「目的」と「リスク許容度」を明確に
相続したお金をどう活用するかは、「何のために増やしたいのか」「どれだけのリスクを取れるのか」を明確にすることが第一歩です。例えば:
- 将来の生活資金に備えたい → 安定運用重視
- 次世代へ資産を残したい → 節税重視
- より積極的に増やしたい → 分散投資や事業投資
まとめ|相続後こそ、専門家のアドバイスを
相続財産をどう活用するかは人それぞれですが、税金や法律、投資に関する知識が欠かせません。
自己判断で運用して大きな損失を出す前に、税理士や金融の専門家に相談することを強くおすすめします。
相続後の資産運用をお考えの方は、ぜひ当事務所までお気軽にご相談ください。