事務所通信 平成31年1月

謹 賀 新 年
平成三十一年 元旦
お客様各位
税理士 舩橋信治
謹んで新春のお慶びを申し上げます。旧年中はひとかたならぬご愛顧を賜り誠にありがとうございます。貴社の益々のご繁栄をお祈り申し上げますとともに、本年も倍旧のお引き立てのほど、ひとえにお願い申し上げます。
舩橋会計の経営理念は、月光(げっこう)闇夜(あんや)でございます。月光は、控え目で謙虚な姿勢で、お客様の経営上のヒントとなる資料や質問を提供させていただこうという意味です。闇夜は、お客様の足元を照らして、お客様が漆黒の闇の森で迷わないようにお助けしようという意味です。
上記の経営理念が実行できるように、平成31年度も精進してまいりたいと存じます。まだまだ力不足でありますが、全力でお客様の財務及び経営をサポートさせていただきますので、今後ともお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。


つれづれ日記
カルロス・ゴーン
税理士 舩橋信治

日産自動車のカルロス・ゴーン氏が逮捕されました。どうやら大きなお金の問題だけでなく、家族との食事を経費にしていたという金額的には少額な問題もあるようです。大きな容疑は、小さなズルから始まる・・・という法則が、私の記憶から思い出されました。

税法違反は、いきなり大きな事をするわけではありません。交際費にならない友人とのスナック代を会社の経費に計上したり、経費にならないブランドバックの購入を会社の経費に計上したりと、初めはささいな金額からズルを始めます。

こういったささいなズルでとどまればいいのですが、人間とは不思議なものでそれがだんだんとエスカレートしていきます。最終的には、架空の会社や架空の従業員を書類上作成して、それで大きな脱税をしたりします。でも本人は、たいして悪いことをしたとは思っていないのです。結局、そのような会社は倒産してしまうのですが。

おそらく少しずつズルを重ねていくと、罪の意識が生まれないのではないかと思います。カルロス・ゴーン氏もおそらく、初めから大きな問題となるような事をしたのではないと推察します。初めは、家族で料亭などに行った領収書を、会社の経費にするところから始まったのではないでしょうか?その領収書を経理部へもっていくと、すんなりと経費として認められる。だったら自分の車を買ってもいいじゃないか。だったら個人の家を買ってもいいじゃないか。と麻痺していったのでしょう。

友人との領収書は、たかだか5,000円くらいでしょう。金額的には、特段大きくはないのですが、それをズルしようとする心は、誠実な経営をしようとする心と同じ家には住めません。その家には、善か悪か、どちらかの住人しか住めないようです。罪の大きさや金額の大きさの問題ではないようです。

結局、最終的には、お金というのは、信頼のある人のところへ集まるようです。いくら小さな金額の領収書でも、それは見逃されません。なぜなら従業員(経理担当者)という内部の者が見ているからです。社長に命令されれば、それを経費として計上することでしょう。もしかしたら税務調査でも、それはおおきな問題にはならないかもしれません。しかし、従業員の記憶に書き込まれてしまった情報は、消せません。良い噂(うわさ)は、簡単に広まりませんが、悪い噂は一夜にして広がります。信頼は、外部ではなく、内部から崩れることも多いようです。

具体的に考えてみましょう。5,000円の友人とのスナック代を、ズルをして会社の経費に計上したとします。これによって、減少する税金の金額は約1,500円です。こういったことを年間に20回程度したとしましょう。そうすると、年間に減少する税金の金額は、1,500円×20回=30,000円となります。20回というと経理担当者が、毎月2回程度そのズルさを感じることになります。経理担当者の社長への信頼は、1年間で随分と下がるでしょう。その見返りに得られるメリットは、30,000円です。これは、コストパフォーマンスとしては、全くよろしくなく、むしろマイナスとなります。経理担当者がオシャベリならば、その社長のズルい行為を他の従業員にも話してしまいます。それを聞いた従業員は、さらに別の人間にも話してしまいます。

社長という職業は、常に従業員から監視されている、と言っても過言ではないと思います。本当に怖いのは、税務署ではなく従業員さんの目なのです。

カルロス・ゴーン氏は、傾いていた日産を立て直した人物だったので、そういったズルい行為をしていても、誰も注意できなかったのだろうと推察します。税理士や監査法人もおそらく気づいていたのではないかと考えます。自分に対して意見を言う人間は、たいへんに疎(うと)ましいものです。しかし、そういう疎ましい人間が全くいなくなって、何でも自分の言う通りになってきたら、それは終焉(しゅうえん)のさざ波が静かに押し寄せているのかもしれません。

さて私の中にもズルをしたい欲求があるのでしょうか?それはもちろんあります。税金が少なくなれば、それに越したことはありません。そう思うからこそ、自分が怖いのです。そのため私は、飲食店やスーパーなどで買い物をした場合には、それが経費にならないものでしたら、そもそも領収書をもらわないようにしています。経費になる買い物のみ領収書を受け取る。これは、けっこうお勧めの方法です。自分の中であきらめがつくというか、すがすがしい気持になりますから。


カルロス・ゴーンは、独裁者?

つれづれ日記でカルロス・ゴーン氏のお話しをさせていただきました。引き続き、別の視点から彼の存在を考えてみたいと思います。まずカルロス・ゴーン氏の逮捕が報道されたとき、多くの視聴者はその報酬の高さに驚いたのではないでしょうか?毎年10億円ちかい報酬は、私のような一般庶民から考えると、途方もなく高額な金額に感じます。しかし世界的にみてみると年間10億円という報酬は、大企業ならば常識的な金額となります(あくまでも世界平均と比較して)。
これはいったいどういうことでしょうか?世界で何が起こっているのでしょうか?まずは、下記のグラフをご覧ください。

税理士 小牧市

これは、パリ経済学校教授のトマ・ピケティの資料です。縦(たて)の線は、国民所得のうちに上位10%の人間が占める割合を示しています。例えば1940年ですと上位10%の人間が国民所得の45%を占めているという結果になります。1943年から1980年くらいまでは、この割合が低下しております。しかし、近年この割合が上昇しております。このままですと1928年の50%ちかかった割合を超えてゆきそうです。
ざっくりと申し上げますと、一部の富裕層が所得を独占しているということです。その傾向が今後さらに加速するだろうと予測されます。
ここからは、私の推察ですので、話半分でお聞きください。おそらく発展途上国が先進国にちかづき、過去のように先進国だけが富を独占する世界は終焉を迎えるのだと思います。そうなると全員が中流の生活水準を保つことが出来なくなります。中流が抜け落ちて、大金持ちか貧困層かに分断されていくのだろうと考えます。今まで中流水準だった人々は、生活不安から国家に頼ろうとします。しかし、国家は国民に保障を与えてくれません。保障を与えてくれるのは、国家でなく会社です。その会社は、利益をあげるために世界に進出していきます。今までは日本の情勢だけ考えていれば利益を出せましたが、今は中国やアフリカなど全世界の情勢を考えて、それに臨機応変に対応しなければ利益をあげられなくなりました。
つまり複雑化して世界がスタンダードになった状況に対応するためには、即決即断をしないとチャンスを逃してしまいます。そうなると今までの合議制ではなく、独裁制の方がスピード感のある経営をして利益をあげられるので都合が良いのです。
そう考えると、カルロス・ゴーンのような独裁者は、必然的にいやむしろ周りが希求して生まれたのではないかとさえ思うのです。
実際に短期的に利益をあげるなら独裁者の方が効率的でしょう。でも長期的に組織を存続させようとしたら、やはり遠回りでも従業員さんの意見に耳を傾けていかなければいけないはずです。
中小企業やファミリー企業もいってみれば独裁制です。中小企業は大企業には出来ないデザインやアイデアを世の中に出していくため即決即断がいっそう求められます。ですので、中小企業は、ある意味独裁制でないとやっていけないかもしれません。しかし本当に独裁制だけですと多様性が失われてしまいます。多様性というのは組織が生き延びるためには必須の要素です。そのバランスをどうとっていけばいいのでしょうか?カルロス・ゴーンの独裁制を完全否定しても答えは出ないと思います。その独裁制に何が加われば容疑者にならずに済んだのか、それを考えることは私達自身にやがておそいかかる危険を回避するうえでも意味のあることだと感じます。
舩橋会計の場合はどうか?まー、私は個人事業者なので独裁者としてワンマン経営をしていると自覚しています。しかし、ときおり従業員さんが意見やアイデアを出してくれるので救われております。それらの意見やアイデアは、まとを得ております。もしまとを得ていない意見やアイデアならば素直に聞く耳を持つことは出来ないでしょう。私の場合は、自分より優秀な人間に囲まれているので、ラッキーなのだと思います。
カルロス・ゴーンを失った日産は、第二のゴーンをこしらえるのか?それとも合議制にしていくのか?かりに合議制にしたとしたら、それで利益が出せるのか?今後の日産に注目していきたいと思います。


舩橋信治は、行政書士でもあります。
私、舩橋信治は税理士でありますが、行政書士でもあります。ですから行政書士のテリトリーである許認可申請も舩橋会計にご依頼ください。以下のような許認可申請が代行可能です。
・ 建設業許可申請
・ 電気工事許可申請
・ 板金工事許可申請
・ 防水工事許可申請
・ 解体工事業登録申請
・ 運送事業関連手続き
・ 産業廃棄物収集運搬業許可申請
・ 古物商許可申請
・ 美容室開業届

などなど その他もろもろの許可申請の代行が可能です。
舩橋会計に許認可申請を依頼するメリット

裏面にもございますように、舩橋信治は行政書士でもありますから、もろもろの許認可申請の代行が出来ます。では、行政書士 舩橋信治 に許認可申請を依頼するメリットは、何なのでしょうか?世の中には、いくらでも行政書士さんがいらっしゃるのに?

メリット
舩橋会計に許認可申請を依頼する最大のメリットは、お客様の事務的負担が少ないということです。一つの許認可申請を作成するためには、膨大な資料を用意しなければなりません。その多くは、会計資料なのです。舩橋会計でしたら、その会計資料が全て舩橋会計のコンピューターの中に存在しております。お客様は、会計資料を自分で用意しなくても済みますし、その会計資料の疑問点をいちいち回答しなくても済みます。こういった手間を金銭や時間に換算すると、それなりに大きくなると存じます。
お客様にご負担をかけないで、迅速正確に資料を作成できる。これが他の行政書士さんには出来ない、舩橋信治行政書士事務所の特徴です。