事務所通信 平成30年9月

つれづれ日記 20回目  秋分の日のお墓参り         平成30年9月23日

9月は、連休が2回もございました。秋の行楽は、どちらに行かれたことでしょう。私、舩橋は、いろいろと仕事がたまっていたため、事務所で作業をしておりました。しかし、秋分の日ということで、お墓参りだけは行ってきました。

近所のお寺にお墓はありますので、そこへは自転車で行きました。自転車の前方には、長女が座っております。後方には、次男が座っております。つまり三人乗り。長男は、後から自転車で追いかけてきます。

お墓に着くと、お花が枯れていたので、近くの花屋で菊を購入しました。花屋では、サービスで子供向けの花の飾りをいただけました。早速、お墓に水をかけて、蝋燭(ろうそく)と線香をともしました。私が生まれたときには、祖父は既に亡くなっていました。祖父は、戦争で随分と水不足に苦しみ、いつも水を飲みたがっていたという話を聞いていますので、お墓に水をかけるときは、「どうぞ、おいしい水ですよ」という言葉を心の中で唱えてかけます。

一方、子供三人は、手桶(ておけ)のひしゃくで水遊びです。妻はこの水遊びを叱りますが、私は叱りません。子供なので、どうぞ服を汚してください。好きなだけはしゃいでくださいな。というところです。蝋燭(ろうそく)は、暗闇である死者の世界を照らすためにあると解釈して、火を付けます。線香は煙となって天に上がっていきますので、私達のなぐさめが天の死者まで届きますように、という気持ちを込めて火を付けます。

境内の中に入ると、静かな落ち着いた空気に包まれます。お岩さんというお化けの絵画が置いてある場所を私は知っているので、その絵画をもってきて子供を怖がらせる、というのがささやかな私の楽しみ。私が境内の奥で先祖の位牌(いはい)を前に祈っていると、「ボンボンボン・・・」と木魚を叩(たた)く音がする。しかも大音量。和尚(おしょう)さんが飛んできて、「ごめん。これは、触らないで。木魚は、壊れると音がならなくなるから」と叱られました。ちと、はしゃぎすぎたな。当然、親の監督責任が問われることになる。
お墓参りが終わったら、喫茶店に行ってアイスクリームを食べ、その後は公園に行って遊びました。なんてことない一日でしたが、私にとってお墓参りというのは、もっとも高い幸福感を味わえる至福のひとときであります。

どうしてお墓参りというものは、こうも幸福なのでしょうか?もう死んでしまって今はこの世にはいないが、あの世にはいる。あの世というのは、遠い記憶かもしれない。子供の頃おばあちゃんと、いつまでもあやとりをしていた記憶が憧憬(しょうけい)となって、あの世と結びついている。いつか自分もあの世に行く。今はたいへんだけど、あの世ではまたおばあちゃんとあやとりが出来る。

「しんちゃん。今はたいへんなときかもしれないけど、あとそれほど長い時間仕事が出来るわけじゃないよ。よくやってあと20年だよ。だから今のことだけ考えて、人様のお役に立てるように精進(しょうじん)しなさい。お役目が終わったら、こっちの世界にこられるからね。それまでは全力を出しなさい」おばあちゃんにそう言われている気がして仕方ありません。
死者の気配を感じるとき、もっとも落ち着いた心持(こころもち)になれます。こうしてパソコンで文字を打っていると、コオロギの音(ね)が聞こえてきます。またおばあちゃんが何か話かけてきているかな。


モニタリング制度


裏面の解説    これからは、金融機関を選ぶ時代

裏面に経営者保証という言葉が出てきます。これは、会社が金融機関からお金を借りたときに、社長が個人で保証人になることをいいます。事業承継では、社長のポジションだけでなく、この保証人のポジションも引継ぐ場合が多く、それが重荷になって、事業承継が進まないケースが多いのです。

TKCのモニタリングを実施して、その他の要件が整えば、この経営者保証を免除しますということを、埼玉りそな銀行が開始しました。これは、画期的であり、先見性のある判断だと思います。

地方銀行の4割が赤字経営だと言われます。今まで金融機関は会社や経営者の資産余力を担保にお金を貸してきました。これからは、各会社の事業性を評価して、良い経営をしている会社には、資産余力が少なくても金融支援をしていかなければ、金融機関も地域企業も生き残れない時代になったのです。

しかし金融機関が本当に、その会社の事業性を評価できるでしょうか?金融機関も当然忙しいので、一社一社の将来性を深く探る時間はありません。そこで会計事務所と金融機関との連携が出てきます。会計事務所でしたら、お客様の経営状態を把握しています。

さらに会計事務所のサポートでモニタリング情報サービスを実施し、金融機関に会計データを見てもらえば、金融機関は、よりその会社の経営状況を把握しやすくなります。

つまり、モニタリング情報サービスを行うということは、金融機関から支援を受けるときに、資産余力でなく、事業性を評価してもらい支援実行をしていただけるように、情報開示をしていくということです。

下記の図 金融機関と会計事務所が協力し合って、お客様をサポートしていく時代になりました。金融機関と会計事務所は、地域社会の企業存続と雇用を守るという社会的責務があります。①会社 ②金融機関 ③会計事務所 この三者が三位一体となって、地域社会を幸福にしていかなければなりません。

三位一体