ファミリー会社の株式の評価方法は、大きく分けて二通りあります。
一つは、原則的評価方式で、会社の財産金額に連動して計算される方法です。
もう一つは、配当還元方式といって、配当金の額に基づいて計算される方々です。
どちらの計算方法を使うかは、同族株主がいる会社か、いない会社かによって決まります。細かなフローチャートで判断していくことになりますので、この部分は専門家でないとなかなか判断できないと感じます。
会社経営者は、まず自分の会社がどちらの計算方法で株式を評価されるのかを知っている必要があります。
その計算方法を知っていれば、どういった要素が株価を上げるのかがわかるからです。
株価が上がれば、相続税や贈与税は高額になり、株式の移転が困難になります。
つまり自社の株式の評価方法というのは、経営判断に直接的に影響するということです。
株の評価は簡単ではありませんので、実際は顧問税理士等に質問することになると思います。