事務所通信

事業再構築補助金について 小牧市の税理士

経営を一緒に考えるためのクイズを提起させていただきます。
問題です。 以下の事柄の関係性において、共通するものは何がありますか?

飛行機のビジネスクラス → ズームによる面談
お茶の間でテレビ観覧 → スマホでユーチューブ視聴
病院の待合席で待つ → スマホで病院の予約
レンタルビデオを借りる → ネットで映画視聴
本屋に本を買いに行く → アマゾンで本を買う
新聞を配達してもらう → スマホで新聞を読む
塾に通う → インターネットで学習(何度も見れる)
証券会社で株を購入 → スマホでネット証券より株購入
通帳記帳をする → ネットバンクで収支明細を確認
満員電車で通勤 → テレワークで自宅勤務
書類を棚に保管する → ドキュワークスで画像保管
紙ベースで申告書提出 → 電子申告
ディーラーで車を購入 → 車業界で時価総額ナンバー1のテスラ社はネット上でしか車を買えない。
空中戦は戦闘機で → ドローンのリモート操作で戦争
陸上線は人海戦術で → ロボット同士の戦い
法律文書の確認は人で → AIで法律文書の間違い診断
・・・あー、もう数え上げたら切りがありません。
さて、これらのゲームチェンジにおいて、どんな共通点がありますか?

答えは(人によって複数解答になると思いますが)デジタルです。主にインターネット。業務において何らかの形でデジタルを取り入れていないと、今後の厳しい競争には生き残っていけないのではと感じます。

いきおいプログラマーを目指して下さい、なんて言うつもりはありません。ちょっとの変化でも大きな効果を生むと思います。

例えば、今まで代理店で物販をしていたならネットで直販をしてみるとか、今まで現場まで足を運んでいたならスマホカメラで現場を撮影してもらうとか、そんな小さなことからデジタルを会社に取り入れれば良いと思います。

そして大きなゲームチェンジが必要になったら、プログラマーを目指すのではなく、外注でデジタルの構築をしてもらえば良いです。プログラマーは五万といるのです。それに指示を出せるリーダーがいないんです。一流のバイオリニストやピアニストはたくさんいるんです。それに指示を出せる指揮者がいないんです。ファンタスティックなアイデアを出して、それを現実に落とし込むことは難しいんですね。

外注化には、お金がかかります。そのお金を補助してくれる国の仕組みがあります。事業再構築補助金と言います。
新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編又はこれらの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援する補助金です。

この補助金を受けるには、認定支援機関と一緒に事業計画を作り、認定支援機関のサインを受ける必要があります。舩橋会計は財務省から認められた認定支援機関として登録されておりますので、この補助金の手続きを行うことが可能です。

補助金申請には事業計画の提出が必要ですが、TKCで会計処理をされておられるお客様の場合、TKC事業計画作成ソフトにTKC会計データを連動することが出来るので、別途料金をいただかなくても5カ年計画などを迅速に作成することが出来ます(通常は、中小企業診断士などに事業計画作成を依頼すると別途料金が発生します)。

誰かに反対されようが、誰にも相手にされまいが、社長様のお考えや心のうちを私にお聞かせ下さい。皆がダメだと言う戦略は、私にはファンタスティックに聞こえます。なぜなら私自身が多くの否定を受けてきたし、現在も受けているから。そして現実とファンタスティック(子供の心)のギリギリのはざまにしか成功は存在しないということをわかっているつもりだから。

一緒に未来を模索していきましょう。そして国の制度を利用できる要件を満たすならば、利用していきましょう。
税理士 舩橋信治