経営者の方は、原価計算という言葉をよくご存じだと思います。
とくに製造業の方は、普段からよく目にする言葉だと思います。
しかし、ここでは原価計算という言葉を知らない方を前提に基本的なことをお話しします。
簡単にいうと、原価計算とはその商品を販売するのにいくらかかったかを計算することです。
例えば100円のケーキを売るためにいくらお金がかかっているかを計算したりします。
ケーキですとバターや小麦粉や人件費が使われています。
また細かくは、家賃や水度光熱費などの固定費なども使われています。
こういった経費を計算して原価がいくらかを計算することが経営ではとても大切になってきます。
ただ言葉でいうのは簡単ですが、実際に原価を計算するのは実務上はとても難しいことなのです。
例えば水道光熱費がそのケーキにいくら使われているかを計算するには、そのケーキを作るまでにかかった時間を計測しなければなりません。
またそのケーキに人件費がどれだけ投入されたかを調べるには、ストップウォッチでケーキが出来上がるまでに要した時間を計測しなければなりません。
そこまで大変なことを一体誰がやるのか?ということになります。
ですから原価計算というのは、学習上は簡単なのですが、それを実務でアジャストして行うのはとても難しいことなのです。
そんな難しい原価計算を研究し報告していきたいと思います。
ではまた。