税理士事務所の役目

税理士事務所の役目を4つ述べました。

どうぞ動画をご覧ください。

まー、税理士事務所のというよりも、舩橋会計の役目という方が正確ですね。

税理士事務所の役目というのは、その事務所ごとに違います。目標や価値観が違うのは当然です。

舩橋会計としては、この4つを役目と考えているということです。

 

FX2 変動損益計算書

変動損益計算書 上記は、TKCの変動損益計算書です。変動損益計算書は、変動費と固定費を分けて表示します。一般の損益計算書ですとこの変動費と固定費が混在しています。

売上から変動費を控除すると限界利益が出てきます。まず限界利益を知るというところから経営分析が始まります。

限界利益がわからないと、経営に必要な売上や労働分配率などがわかりません。税理士と経営者が経営について話をしようと思っても、手掛かりとなる情報がありません。

一般の損益計算書ですと、収益から経費を引くだけですので、単純な利益しかわかりません。変動損益計算書を理解する。これが経営分析の入門の入門となります。

継続MAS のお試し

継続MAS お試し上記写真は、継続MASのデモデータ画面です。

デモデータですから、お客様やこれから継続MASを採用しようかご検討されている方にも、存分に中身を見ていただけます。

継続MASは、資金繰り予想や事業計画を作成するソフトです。これは、なかなか言葉で説明するのは難しいものがございます。

実際に現物をライブでご覧いただくと、一番早く簡単にご理解いただけることと存じます。

デモデータは、どれだけ触ってデータが変形しても、すぐにリセットすることが可能です。ですから、お客様ご自身にマウスでクリックしていただき、プログラムを操作していただくことも可能です。

継続MASを触ってみたいな、と感じられましたら、舩橋会計にお電話ください。

小牧市、岩倉市、江南市、春日井市を中心に活動する経営助言をする税理士です。

継続MAS研究会 TKC

10月10日 名駅大同生命ビルへTKCの継続MAS研究会を受講しに行ってきました。今回は、初歩的な継続MASの操作方法を習得するという内容でした。

パソコンにデモデータを入れて、現地にそれをもっていきました。延長コードにパソコンをつないで開始前からスタンバイしました。しかし、誰もパソコンなどもってきていない。さらに今日は、パソコンがなくても受講できるとのこと。

勇んで準備をしすぎたな、と思いました。しかし、いざ研究会が始まると、先生のお話しを聞きながらデモデータを操作すると、より理解が深まりました。

パソコンは、重かったけど持ってきて良かった。この研究会は私と職員2名が参加したので合計で3台のパソコンを持ち運ぶことになりました。

私もはじめ、まだまだ継続MASを使いこなしていないので、一日も早く継続MASに慣れていきたいと考えています。事務所としてこの継続MASつまり経営助言に力を入れていくことは、地域の皆様への貢献につながると考えております。

次回の継続MAS研究会が楽しみです。

秋の空

秋の連休は、いかに過ごされたことでしょうか。私は、子供に自転車を買ってやり、近所の空き地でその練習を見守っておりました。

子どもというのは、実に覚えが早いですね。いとも簡単に、新しい自転車を乗りこなして楽しんでおりました。

長男が小学校の1年生になったので、そろそろ新しい自転車を買っても良いかなと思っていたのです。長男に言わせると、○○君も新しい自転車を持っているから僕も欲しい、ということでした。

それにのって、よし、じゃー買ってあげよう、という私も実にバカな親だと思います。

なぜなら近所の子からもらった古い自転車があって、それに乗れば実際は事足りるからです。

しかし、それでは長男の気が収まらない。長男としては、なんとしてでも新しい自転車が欲しかったのです。

自転車に乗り疲れた長男は、次は次男と一緒にバスケットをしました。自宅スペースに広くはありませんが、コンクリートの部分があり、そこにバスケットゴールを置いているので、シュートやドリブルをして遊ぶのです。

長男は、何回連続でドリブルを出来たか、私に数えてもらうことが好きです。

今日は、270回連続でドリブルが出来ました。バスケット選手だった私からすると、全然ダメ。そんなの誰でも出来る。と言いたいところですが、大いに褒めて褒め上げました。

もう夕方の5時になってそろそろ夕食の時間かなと思ったとき、空を見上げると美しいウロコ雲が風になびいておりました。

あー、秋だな。じつに秋だな。どこまでも秋なんだな。と思いました。

幸せを感じるのは、子供と遊んでいるときです。幸い子供と遊ぶには、あまりお金を必要としません。

喫茶店に行って、アイスクリームでも頼めば、大喜びです。人生を楽しくするために、お金というのは少しあればそれでいいと思わせてもらえる秋の日でした。

10月23日 財務報告力養成講座

きたる平成30年10月23日に財務報告力養成講座を開催いたします。今回は、変動損益計算書についてお話しさせていただきます。
変動損益計算書は、経営分析をする際にとても重要な知識となります。正確な経営分析をする力を付けていただくためにも、まずこの変動損益計算書という概念は入口となります。
また今回は、「ちらし寿司」を舩橋信治が調理します。前回は、カツ丼でした。みなさん笑顔をお召し上がりいただきました。
ちらし寿司も、きっと上手に調理できると考えております。
定員は、6名です。少数精鋭で行っております。お早めにお申込みください。
詳細は、トップぺージの上に表示されております。

小牧市の税理士 舩橋信治より

事務所通信 平成30年9月

つれづれ日記 20回目  秋分の日のお墓参り         平成30年9月23日

9月は、連休が2回もございました。秋の行楽は、どちらに行かれたことでしょう。私、舩橋は、いろいろと仕事がたまっていたため、事務所で作業をしておりました。しかし、秋分の日ということで、お墓参りだけは行ってきました。

近所のお寺にお墓はありますので、そこへは自転車で行きました。自転車の前方には、長女が座っております。後方には、次男が座っております。つまり三人乗り。長男は、後から自転車で追いかけてきます。

お墓に着くと、お花が枯れていたので、近くの花屋で菊を購入しました。花屋では、サービスで子供向けの花の飾りをいただけました。早速、お墓に水をかけて、蝋燭(ろうそく)と線香をともしました。私が生まれたときには、祖父は既に亡くなっていました。祖父は、戦争で随分と水不足に苦しみ、いつも水を飲みたがっていたという話を聞いていますので、お墓に水をかけるときは、「どうぞ、おいしい水ですよ」という言葉を心の中で唱えてかけます。

一方、子供三人は、手桶(ておけ)のひしゃくで水遊びです。妻はこの水遊びを叱りますが、私は叱りません。子供なので、どうぞ服を汚してください。好きなだけはしゃいでくださいな。というところです。蝋燭(ろうそく)は、暗闇である死者の世界を照らすためにあると解釈して、火を付けます。線香は煙となって天に上がっていきますので、私達のなぐさめが天の死者まで届きますように、という気持ちを込めて火を付けます。

境内の中に入ると、静かな落ち着いた空気に包まれます。お岩さんというお化けの絵画が置いてある場所を私は知っているので、その絵画をもってきて子供を怖がらせる、というのがささやかな私の楽しみ。私が境内の奥で先祖の位牌(いはい)を前に祈っていると、「ボンボンボン・・・」と木魚を叩(たた)く音がする。しかも大音量。和尚(おしょう)さんが飛んできて、「ごめん。これは、触らないで。木魚は、壊れると音がならなくなるから」と叱られました。ちと、はしゃぎすぎたな。当然、親の監督責任が問われることになる。
お墓参りが終わったら、喫茶店に行ってアイスクリームを食べ、その後は公園に行って遊びました。なんてことない一日でしたが、私にとってお墓参りというのは、もっとも高い幸福感を味わえる至福のひとときであります。

どうしてお墓参りというものは、こうも幸福なのでしょうか?もう死んでしまって今はこの世にはいないが、あの世にはいる。あの世というのは、遠い記憶かもしれない。子供の頃おばあちゃんと、いつまでもあやとりをしていた記憶が憧憬(しょうけい)となって、あの世と結びついている。いつか自分もあの世に行く。今はたいへんだけど、あの世ではまたおばあちゃんとあやとりが出来る。

「しんちゃん。今はたいへんなときかもしれないけど、あとそれほど長い時間仕事が出来るわけじゃないよ。よくやってあと20年だよ。だから今のことだけ考えて、人様のお役に立てるように精進(しょうじん)しなさい。お役目が終わったら、こっちの世界にこられるからね。それまでは全力を出しなさい」おばあちゃんにそう言われている気がして仕方ありません。
死者の気配を感じるとき、もっとも落ち着いた心持(こころもち)になれます。こうしてパソコンで文字を打っていると、コオロギの音(ね)が聞こえてきます。またおばあちゃんが何か話かけてきているかな。


モニタリング制度


裏面の解説    これからは、金融機関を選ぶ時代

裏面に経営者保証という言葉が出てきます。これは、会社が金融機関からお金を借りたときに、社長が個人で保証人になることをいいます。事業承継では、社長のポジションだけでなく、この保証人のポジションも引継ぐ場合が多く、それが重荷になって、事業承継が進まないケースが多いのです。

TKCのモニタリングを実施して、その他の要件が整えば、この経営者保証を免除しますということを、埼玉りそな銀行が開始しました。これは、画期的であり、先見性のある判断だと思います。

地方銀行の4割が赤字経営だと言われます。今まで金融機関は会社や経営者の資産余力を担保にお金を貸してきました。これからは、各会社の事業性を評価して、良い経営をしている会社には、資産余力が少なくても金融支援をしていかなければ、金融機関も地域企業も生き残れない時代になったのです。

しかし金融機関が本当に、その会社の事業性を評価できるでしょうか?金融機関も当然忙しいので、一社一社の将来性を深く探る時間はありません。そこで会計事務所と金融機関との連携が出てきます。会計事務所でしたら、お客様の経営状態を把握しています。

さらに会計事務所のサポートでモニタリング情報サービスを実施し、金融機関に会計データを見てもらえば、金融機関は、よりその会社の経営状況を把握しやすくなります。

つまり、モニタリング情報サービスを行うということは、金融機関から支援を受けるときに、資産余力でなく、事業性を評価してもらい支援実行をしていただけるように、情報開示をしていくということです。

下記の図 金融機関と会計事務所が協力し合って、お客様をサポートしていく時代になりました。金融機関と会計事務所は、地域社会の企業存続と雇用を守るという社会的責務があります。①会社 ②金融機関 ③会計事務所 この三者が三位一体となって、地域社会を幸福にしていかなければなりません。

三位一体

事務所通信 平成30年8月

平成30年8月31日
つれづれ日記 「会計とは何か?」        税理士 舩橋信治

今更ながら「会計とは何か?」という問題について、考える機会がありました。一般的に経理をする人間に求められるのは、「簿記の資格を持っている」とか「数字に強い」という要素を挙げられることが多いと思います。これは、これで正しい。しかし、それだけで経理が出来るのか?という疑問も湧(わ)き出ます。もし本当にそれだけあれば経理が出来るというのであれば、経理という処理はひじょうに非人間的でドライなものになります。
しかし、私が感じる経理担当者に必要な要素とは、前述の要素を前提としつつ、さらにそこに二つの要素が加わります。一つは、コミュニケーション能力が高いということ。二つ目は、前向きで健康的な心をもっていることです。
まず一つ目。なぜコミュニケーション能力が高くなければならないのか?経理担当者が処理を行った後に、その内容を社長に報告しなければ、社長は経営の判断をすることが出来ません。その月の経理処理が完了してパソコンの電源を切って、「あーあ、今日も仕事を頑張ったぞ!」と帰路に着いてしまったら、重要な情報はパソコン内部にストックされたままです。これでは、税金の申告は出来ても、会社の成長に何一つ貢献していません。だからこそ、経理担当者は、社長に逐一(ちくいち)経理の情報を伝えて、社長に「経営を考える機会」を与え続けなければならないのです。
いやいやそれは税理士の仕事ですよ。経理担当者は、あくまでも経理処理のみをすればいいのであって、その報告は税理士さんの仕事でしょ。・・・という意見もあるかもしれません。確かにその通りです。しかし、より会社を強くしていこうと考えたら、経理担当者からの報告は必須となります。なぜなら、税理士事務所が会社に訪問するのは、よく行って月に一度です。でも経理担当者なら毎日会社に来ています。より新鮮な情報を得ることが出来ます。
しかし、この文章は、経理担当者を攻めて追い込んでいるわけではありません。今現在、社長に報告が出来ない経理担当者は、たくさんいらっしゃると思います。もし報告が出来ていないとしたら、その「報告の仕方」を伝えていない私(舩橋)の責任なのです。そういう思いもあって、今回「財務報告力養成講座」を開催させていただきました。
経理担当者に必要な要素、二つ目の「前向きで健康的な心」についてお話しさせていただきます。
先日、息子(小学校1年生)がピアノコンクールに参加しました。成績は、最下位でした。妻は、「こんな成績ならもうコンクールには参加しない方がいい。発表会だったらみんな褒めてくれる。この間の発表会は、あるおじいちゃんが、すごく褒めてくれたもの。コンクールなんて意味ないよ。」と言いました。しかし、僕は次のように諭しました。「コンクールは勝ことが目的じゃないよ。前回のコンクールに比べたら今日はミスなく堂々と弾いていたよ。それに今は技術を伸ばすことが重要ではないんだよ。音楽って楽しいなって感じたり、人前で緊張することに慣れたり、そういうことの方がずっと大切だよ。それにコンクールで負けたことによって、すごく学んでいるんだよ。自分よりすごい子供は、いっぱいいるっていうこともわかる。負ける悔しさも味わえる。次はどうやったらもっといい成績がとれるか考えるキッカケにもなった。発表会は発表会で出ればいいけど、コンクールはなるべく続けて出た方がいいよ。もっと遠くを見ようよ。この子は、絶対にもっとピアノが上手くなるっていうことを信じようよ。信じるっていうのは、ある根拠があって信じることを、信じるっていうんじゃないよ。何も根拠がないところで信じることを、信じるっていうんだよ。」そんなことを妻にいいました。そしたら妻が「はい。はい。そうだね。」と軽く聞き流しました。いつものことか。
経理担当者が社長に報告するときの報告の仕方も重要だと思うのです。「社長、売上が伸びていませんよ。ぜんぜんダメですよ。」なんて言われ方をされたら、社長はヤル気になるでしょうか?「社長、売上が下がっているのはなぜでしょうか?私達で力になれることは何かありますか?」と言われたら、社長も従業員のために頑張ろうと思うのではないでしょうか?
未来は、どのように造られるのでしょうか?いろいろな好条件が揃っているから輝かしい未来がやってくるのでしょうか?私はそう思いません。好条件がそろっている中小企業など見たことがありません。必要なのは、前向きで健康的な心だと思います。それがなければ中小企業は発展しないと思います。だからこそ、社長に報告する立場にある経理担当者は、前向きで健康的な心をもっている必要があるのです。またもっていないのであれば、そのように振る舞うことが大切だと感じます。しかし、ここでも経理担当者を攻めているのではありません。経理担当者には、そういったスポーティーなアクティブな精神が必須だということを伝えていない私(舩橋)が悪いのです。だから、財務報告力養成講座では、その点にも折に触れて発言していきたいと考えています。
誰かが失敗したとき。「あーあ」とか「やっぱり」とか、それみたものか、のような発言をする人は意外に少なくありません。でも中には、人の失敗を見て見ぬふりをしてあげたり、それをサポートしたり、励ましたりする発言をする人もいます。経理担当者に求められる要素は、このようにひじょうに人間的なものです。経理担当者は、ピアニストと同じです。ピアニストが楽譜を読み込むのと、経理担当者が会計データを入力する作業は同一です。その後、ピアニストが人を感動させる演奏をするのと、経理担当者が人を勇気づけ何かを考えさせる報告をするのも同一です。

9月から始まる財務報告力養成講座では、経理担当者さんが負担に感じないように、社長に報告するのが楽しく感じられるように工夫をして伝えていきたいと思います。
財務報告力養成講座の参加料は無料で、おまけに私が料理したカツ丼が昼食についてきます。同封したチラシをご確認していただき、ご参加していただければ嬉しいです。今後も財務報告力養成講座は、続けて参りますので、来られるときに、又は、受講したい講座があったときに、お気軽にご参加いただければと思います。
私は、祝祭感覚が好きです。人と面談するのも、仕事をするのも祝祭だと感じております。だから楽しく笑いながら勉強したいと思い、カツ丼を料理することにしました。

追伸 財務報告力養成講座では、「経理担当者のお悩み交換会」の時間もあります。同じ経理担当者が、同じ空の下で、同じ悩みを抱えている、ということを知ってください。そして、気軽になってください。


平成30年9月1日
経理担当者は、風のように柔らかく。
舩橋信治
経理担当者は、目立った特技を持っているわけではありません。営業部の営業マンは、会社に必須の仕事をとってきます。製造部の技術者は、現実に形として目にみえる製品を造り上げます。経理担当者は会計データ入力しているくらいで、これといった特技を使って仕事をしているようには見えない。こんなふうに思われがちなのが、経理担当者ではないかと感じます。
しかし、私は、経理担当者というのは、特別なポジションに立っており、会社の運命の鍵を、その懐に隠し持っていると考えています。なぜかというと、会社全体を数字を使って正確に把握出来ているのは、経理担当者のみだからです。下の図をご覧ください。

経理担当者は、A基準B基準C基準D基準を内包させる
営業部は、営業部の事情しかわかりません。製造部は、製造部の事情しかわかりません。もし製造部が営業をしてしまったら、儲(もう)かるものではなく、好きな物ばかり作っているでしょう。そうしたら利益は出ません。もし営業部が開発をしたら、儲かることだけを考えて開発を進めるでしょう。これでは、社会が受け入れる特許を取得することは出来ません。このように部署ごとに別々の文化や基準がありますので、その部署についてはエキスパートでも他の部署のことは、あまりよくわかっていないのが普通です。
しかし、経理担当者は、各部署から数字や書類が集められてきますので、全体の部署を客観的にデータ的に常に眺めています。会社全体を最も俯瞰的に冷静に見れるポジションにいるのは、経理担当者なのです。
その経理担当者が各部署の人間とコミュニケーションをとって、世間話をしながらその部署特有の悩みや強味や外部環境などを聞きます。そうすると、徐々にその部署のみがこしらえている流儀、文化、基準がわかってきます。それらの基準と会計データを併せてみていくと、その部署が会社の成長に貢献しているのか、あるいは、将来どのような危険が迫っているのか、ということを推測できる可能性が高まってきます。
それって社長の仕事でしょ?と思われるかもしれません。そうなんです。経理担当者は、社長以上に会社の状況がよく見えるポジションにいるのです。中小企業の社長は、毎日やることが多くて、日々の取引で追われています。意外に会社全体を眺める時間がありません。会社に見えない危機が迫っているとしたら、それを最も早く察知するのは、おそらく、社長でもなく、占い師でもなく、コンサルタントでもなく、現場の人間でもなく、詩人でもなく・・・・経理担当者だと思います。
例えば、物価の微妙な変動は営業利益率を変化させます。従業員の不正は、現金実査に出てきます。外注費の高騰は、限界利益率に顕著(けんちょ)に表れます。ただし、経理をとにかくやっていれば、経理担当者は、会社の全体が把握できるようになるというわけではありません。一つの心構(こころがま)えが必要です。
それは、「他者の基準を内包させる」という心構えです。上記の図にありますように、営業部にはA基準があります。製造部にはB基準があります。その部署、その人ごとに別々の価値観や文化があります。それを自分と関係がないというスタンスで無視するのではなく、その垣根を越えて、その基準を受け入れる柔らかさをもつ必要があります。
風は、柔らかく吹きます。なぜ風は、あんなにも柔らかいのでしょうか?山があれば、山の形にそって風は流れていきます。ビルがあれば、ビルの形にそって風は流れていきます。それぞれの主張を受け入れて、何も言わないで風は流れて行きます。
もしも経理担当者が各部署の基準を自己に内包させて、そのうえで数字のデータを使いそれぞれの部署を見て、また会社全体を見ることが出来たら・・・そこには何かしらのメッセージが電波にのって流れているはずです。そんなふうに会社を見て、状況を報告してくれる経理担当者がいたら、社長は涙を流して喜ぶはずです。だって、そんな価値観をもった経理担当者には、おそらく社長は出会ったことがないはずだから。
社長も人間。社長も社長の地獄を抱えて生きています。そんな重みを少しとってあげて楽にしてあげる。人の重みを一つとると、自分の重みは三つなくなる。経理担当者は、そういうことができるポジションに立っている、会社になくてはならない重要な存在だ、その代わりは簡単には見つからない、と私は考えています。


財務報告力 1 財務報告力 2 財務報告力 3 財務報告力 4 財務報告力 5 財務報告力 6

事務所通信 平成30年7月

平成30年8月3日
つれづれ日記 18回目

経営者の皆様、いつもお仕事ご苦労さまです。今年の夏は異常な暑さで、各所で気温が40度ちかく上がっております。会計事務所なので、クーラーの聞いた室内で執務する場合が多いので、夏の暑さとはあまり縁がない、と思われる方も多いと思います。

確かに一般のお仕事よりは、エアコンの効いた室内にいる時間が長いのですが、私の場合は、公的交通機関を利用することが少なくありませんし、岩倉駅までは自転車で行くことが多いので、この激暑と無縁でいられるというわけではありません。

むしろそんなに暑さに適応していない体で、アスファルトからの照り返しを受けながら道を歩いていると、ここはフライパンの中なのか?と錯覚してしまうほどです。そして、顔が本当に焼けてしまうのではないか、という恐怖さえ感じます。その日の夜、名古屋の日中の気温を確認したら40度に達していました。そうか40度だったのか。どおりで生命の危機を感じたわけだ。

電車に乗っていく先は、いろいろとあります。その中でもとりわけ銀行が開催する経営者セミナーというのは、なかなか大変な作業となります。最近では平成30年6月に三菱UFJ銀行が主催する経営者相談会にアドバイザーとして出席させていただきました。平成30年8月は、中京銀行の事業計画策定支援セミナーにアドバイザーとして出席させていただきました。そして現在は、名古屋商工会議所新瑞支部開催の事業計画作成セミナーにアドバイザーとして出席させていただいております。

こういった企画では、多くの経営者の方にお会いすることが出来ます。そして、そのお話しをお聞きする中で同じ問題を抱えているということに気付きます。それは、事業承継の問題です。多くの経営者は、事業を2代目や3代目に引き継ぐための方法に苦心されておられるのです。幸い舩橋会計は、事業承継に対応することが出来る事務所となっております。これは意図して事業承継に取り組んでいるというよりも、お客様からご相談を受ける中でその経験を積ませてもらったという感じです。

事業承継を行うには、まず事業計画の作成が必須となります。未来5年間から10年間の資金繰り計算をしなければならないからです。事業承継にもお金がかかるんですね。次は、株の評価と相続シュミレーションです。そして最後に特例事業承継税制の適用となります。どれも特殊な計算となりますが、TKCのソフトを使用して舩橋会計ではそれらを行っております。

舩橋会計は、これからもTKCシステムを活用して、事業承継に取り組んで行きたいと思います。そして、この地域の会社が一つでも生き残れるように社会貢献したいと考えます。事業承継が失敗すれば、この地域の会社が一つ消えます。それに成功すれば会社の存続だけでなく、雇用が守られます。雇用が守られれば、その家族が幸福になります。その幸福な中で育った子供たちは、20年後30年後に誰かを助けるかもしれません。もしかしたら私の子供を助けてくれるかもしれません。私達は、みんな遠い未来でつながっているのかもしれません。そう考えると、自我とか他人とかそういった区分する感覚は、持っていない方が生きやすいのかもしれません。そんなことを考えながら事業承継その他の業務に取り組んでおります。


クイズ7月答え

損益分岐点とは、利益がちょうどゼロになる時点での売上高をいいます。つまり、その損益分岐点を超えれば、超えたところから利益が発生します。

損益分岐点=固定費/限界利益率

問題に当てはめると、固定費/限界利益率=480/0.6=800となります。そしてこの800を売上高として、実際に利益がいくらになるか計算してみます。
800×限界利益率0.6=480
480-固定費480=0利益となります。
この問題の会社は、売上高が800以上なければ利益が出ないとわかりました。
TKCの変動損益計算書の特徴は、この限界利益率が常に表示されていることです。限界利益率がわかれば、計算機をたたくだけで、簡単に損益分岐点が出ます。


死なない時代
裏面をお読みください。裏面では、死ぬ直前で死ななかった歯科医の本当にあった話を挙げています。
節税目的で保険契約をする経営者の方は、死亡保険しか加入していないケースが多々ございます。確かに死ねば多額の保険金が遺族に入るのですが、死ななかった場合はどうでしょうか?
例えば、交通事故で植物状態になった場合や機械に巻き込まれて両手を失った場合、あるいは失明をした場合、そんな場合にも多額の保険金がもらえる契約になっているでしょうか?
完全に死ぬことだけを前提とした保険契約は、危険です。現在の高度医療では大事故でも生命を維持させることは可能になっています。死ななかった場合にも保険金がもらえるように契約をしなければなりません。
つまり保険契約は節税のためにするのではなく、それは副次的効果であり、本来は残される従業員やご家族が困らないように準備しておくためのものです。
保険契約の内容で心配な面がありましたら、舩橋会計にご相談ください。舩橋会計は、求められても求められなくても常に同じスタンスでお客様に助言させていただきます。「愛されても愛されなくても変わらない愛、それが本当の愛だ」とゲーテは言いました。私達も常に同じ距離でお客様に真実をお届けする役目があると考えております。私達にとって保険は商品ではなく、大切なお客様をお守りするための手段となります。


中京銀行事業計画策定支援セミナー

去る平成30年7月26日、名駅大同生命ビルにて中京銀行事業計画策定支援セミナーにアドバイザーとして参加させていただきました。この事業計画策定支援のために費やした時間は、40~50時間程度です。合計で6社が参加して、自社の事業計画を発表します。
事業計画作成というと、ただ単に将来の希望的観測にたって数字を並べるだけで、そんな暇があったら目の前の仕事を一つでも片付けた方がいい、と思われる方も多いかもしれません。しかし、事業計画作成では計画作成そのものよりも、もっと深い人間的な問題と経営者は向かい合うことになります。
例えば、以下のような問いかけをさせていただきます。
●自社ビル建設と計画にありますが、必要性はどれくらいあるのでしょうか?資金繰り計算しますと、年間の預金残高は2,000万円程度減少します。
●社長は、次期社長に株も渡したいとおっしゃいますが、これは次期社長をやりたいという人がいる前提です。株を取得するには個人が払えないくらいの所得税が発生します。平の取締役になってそれなりの退職金をもらって気楽に年金生活をする方が楽だと考える人は多いですよ。私だったら、むしろ株は欲しくないです。
●社長はご自分のことを発明家だと自負されております。しかし、高額な器具を購入したにもかかわらず、それが生かされておりません。アイデアを出す力は、確かに社長にはあります。しかし、それを継続させていく地道な継続性はあるのでしょうか?
●社長は2代目に情熱が感じられないとおっしゃいます。でも2代目は従業員を大切にしたいのだと感じます。これからは、従業員の福利厚生にも力を入れないと、良い人材が入社しないと考えていると思います。組織というものを造りたいんでしょうね。だから残業しないのではないですか?

これを隣で聞いていた先代社長の奥さんは、涙を流しました。その涙の意味は、私にはわかりません。何か遠い記憶をたどっているような、だけど、誰にも言い訳をしないと自分で決めているような、静かだけど力のある涙でした。

また先代社長からは、「今まで僕に反対意見を言う人はいなかった。自分と違う意見を言ってくれる人が必要だよ」、とおっしゃっていただけました(補足ですが、20時間程度、先代社長のお話しをお聞きしてから厳しめの質問をしております。いきなり一方的に質問をしているわけではありません)。

事業計画発表会が終了した帰り際に、2代目社長からセカンドオピニオンになって欲しいとのご依頼を受けました。その理由は、顧問契約をしている税理士さんが税金の話しかしてくれないから、舩橋さんなら冷静沈着に経営の話をしてくれるからということでした。
そして早速、毎月の社内会議に参加させていただくことになりました。私は誤解のないように、あらかじめ次のようなお話しをさせていただきました。
「私は会議のテーマを発案したり、資料の用意はさせていただきます。しかし、会社の深い部分に干渉することはいたしません。あくまで側面的にサポートするだけです。積極的なスタンスのアドバイスというのは、長く続けることが出来ないからです。また社内会議を行うと、少しづつではありますが、確実に会社は変わります。そのためには会計資料を使って数字に基づいた話をして、個人攻撃をしないことが重要です。そしてなるべく多くの人、できれば従業員全員に出席してもらう方が効果はあがりますよ」

社内会議というのは、別に税理士がいなくても出来るはずです。ではなぜ、私は税理士が参加する社内会議が会社を変えると考えているのでしょうか?
その理由は、こうです。
通常、社内会議を開くと、その内容の多くは、社長の独演会になってしまう可能性が高いからです。またそうならなくても、テーマが一定の方向に向かなくて、毎回短期的、現在の目に見える問題だけを話し合う、という現場処理的な会議になってしまうケースが多いからです。またその問題自体に社長が深くかかわっているために、誰もその問題に触れることが出来ないというケースもあります。

では社内会議には、税理士でなくても、経営コンサルタントや社外取締役のような、その道のプロに来てもらえばいいじゃないか、という疑問も沸き上がります。確かにその通りです。しかし、それらのプロは、資金繰りの計算が出来ません。会社の生命線は、資金繰りです。赤字でも資金が足りれば、会社は潰れません。黒字でも資金が不足すれば、会社は潰れます。資金繰りには、★借入返済★資産購入★減価償却★消費税★法人税等★保険金支払★売掛金回収★買掛金支払など実に多くの要素が関係します。1年後の資金繰りを予想することは会計を仕事にしている専門家でも難しいです。私自身も継続MASを使わなければ計算できません。ましてや会計の知識のない人が、エクセルや計算機で資金繰り予想するということは不可能です。
ですからその会社のお金の流れを把握しており、資金繰りも計算できる税理士が、社内会議に入って、その戦略が財務上耐えうるか確認することは有意義なことなのです。

今回の中京銀行さんの事業計画策定支援セミナーは、14回目となります。私は、これで2回参加させていただきました。TKCの税理士さんなら一度は参加してみたい人気のある企画です。こういった企画にエネルギーを使って下さる中京銀行さんと㈱TKCさんに深く感謝いたします。私にとってこういった企画は、一つの道場です。そこで鍛えて、現在のお客様のお役に立てれば、これ以上幸福なことはありません。
冷静沈着。今回は、2代目社長に何度もそう言われたな。実際の私は、冷静沈着ではありません。いつもあせってばかり。いろいろと心配で仕方がありません。勘違い。でも勘違いでいい。私を必要としていただける場所があるなら、どこへでも行きます。

事務所通信 平成30年6月

6月の花火
おかげ様で私(舩橋)の子供も、少し大きくなり長男(右の写真)は小学校に入学できました。次男(左の写真)は、現在年中でお絵かきに夢中です。長女(2歳)は、最近は一人前の、主語と述語を使ったお話しをするようになりました。長女は、私に抱っこされていましたので、写真には写っておりません。
後ろのアジサイを見ると、亡くなった祖母を思い出します。祖母は、紫色が好きで、いつも紫色の服をきて近所の井戸端会議に出席しておりました。
きっとアジサイの影から祖母が子供たちを見守ってくれていることと思います。この後、お墓参りに行きました。子供は亡き祖母の存在をまだ知りませんが、いつかそれを知り、私が祖母に助けられたことも知るだろうと思います。

税理士 小牧市


つれづれ日記  スルガ銀行の凋落(ちょうらく)  17回目  舩橋

スルガ銀行の「かぼちゃの馬車事件」が世間を騒がせております。同銀行の行員が融資の際の審査書類を不正に改ざんしていたとのことです。つまり、融資実績を上げるためなら、ルール違反も厭(いと)わなかったということです。
もともとスルガ銀行は、知る人ぞしるオンリーワン銀行として高収益を獲得していました。その手法は、次の通りです。スルガ銀行は、住宅ローンに特化してきました。これは、かなり特異なことです。歴史的に銀行は、個人への融資を収益部門とは見てきませんでした。個人から預金をあつめて、その預金を他の企業に貸付をすることによって収益をあげてきました。各支店やATMは、その預金を集めるための集金システムであり必要コストだったのです。その中であえて、企業に目を向けずに個人の住宅ローンに特化したスルガ銀行は、常識の真逆をいくアウトローでした。そんなアウトローが高収益を獲得していたのです。
スルガ銀行は、融資の対象となりにくい顧客をあえてターゲットとしてきました。たとえばシニア層や外国人、転勤が多い会社員など、他行では融資を受けづらい顧客に積極的に融資を行ってきました。さらに住宅ローンの審査には、通常3日から5日かかりますが、スルガ銀行は早い場合には当日内に審査回答を出しました。これは、販売側の建設会社や不動産業者にとっては、たいへん有利なことで、見込み客にローンが付かないことが迅速に判断できれば、無駄な営業努力をしなくてもよいことになります。
さらにスルガ銀行は、企業向けの海外支店・大阪支店・新宿支店・渋谷支店も閉鎖し個人顧客にエネルギーを注ぎました。また住宅ローンに必要な機能に特化した「ハウジングローンセンター」もつくりました。

このようにスルガ銀行は、ある特定のターゲットに絞り込みライバルのいない領域にどんどん進んでいきました。これは、経済学的な視点からみても、成功する要素を多く含んでいます。勇気のいることだけど、誰もやっていないことを実行することによって、オンリーワン銀行になって高収益を生んでいたのです。それが、ある日突然新聞沙汰になってしまった。社会のモラルを無視して、犯罪行為といってもよいような業務をしてしまった。それは、なぜでしょうか?
おそらくスルガ銀行の行員たちは、シニア層や外国人・転勤族のために住宅ローンを勧めていたのではなく、自己の利益のために勧めていたのではないかと感じます。戦略はあっても、理念がなかったのではないでしょうか。
以前、会社を破産寸前から黒字企業に回復させた若い社長が、私にこう言いました。「俺はすごいよ。俺のおかげで、みんな助かったんだよ。俺って神様みたいなもんだよ」。このように調子がよくなってくると、人は自分自身を神格化させます。神格化された思考だと、自分が一番賢くて偉いんだ、という思いが出てきてしまいます。
きっとスルガ銀行の行員たちも、「高い利益を出しているから俺たちはすごい。ルール違反も怖くないよ」と思いあがってしまったのではないでしょうか。
神格化された思考をもつと、社会のために役に立つことをしようという気持ちはなくなります。その二つの思いは、相反するからです。社会のためにという思いがなければ、健康的で斬新なアイデアは生まれてきません。
そういえば将棋の名人・米長さんが過去にこんなことを言っていました。「調子のいい時ほど慎重に。調子の悪い時ほど楽天的に。」。
私も生活があるので、「お金のために仕事をしているわけではない」ということは言えません。しかし、仕事をしているときは常に、「社会や人様が少しでも苦しみや不安から逃れて楽になれますように」という祈りを込めて、そういう気持ちを持続させていきたいなと思います。なかなか難しいことではありますが。忘れないようにしたいです。


経営者クイズ

こたえ
B社の方が売上高も高いですし、最終的な当期純利益も高いですね。そのため、B社の方が、財務状態が良い・・・と思ってしまった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、大切なのは中身です。
まず限界利益を比べるとA社は700でB社は1000です。
限界利益率を比べるとA社は700÷900=77%です。
B社は1000÷2000=50%です。
A社の方が、限界利益率が高く、効率の良い会社だとわかります。

当期純利益はA社が305でB社が600です。B社の方が、当期純利益が高いのですが、その原因は固定資産売却収入です。固定資産売却収入は正常な営業循環の活動から生じた収入ではありません。来期はもう固定資産売却収入は発生しないかもしれません。
経常利益を比べると、A社が300でB社が100です。正常な営業循環の活動から生じる安定的な収入はA社の方が高いです。

限界利益率と経常利益が高いA社の方がB社よりも財務状態が良いとなります。
売上の規模や最終的な利益よりも重要なものがあります。それは、限界利益率が高いことと、経常利益がしっかり出ていることです。


継続できる助言とは

 

舩橋会計では、TKCの継続MASというソフトを使って資金繰り計算や経営分析資料を作成したりしております。これって経営コンサルタントのやること?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。いいえ、舩橋会計は、経営コンサルタントではありません。

経営コンサルタントは、もっとドラマティックで、ドラスティックに大胆な忠告を積極的に行います。立地から人材採用そして商品内容・サービス内容にまで忠告をします。よく言えば緊急外科手術的ですし、悪くいえば会社の骨組みを壊してしまいます。

舩橋会計は、お客様に具体的な指示ということはしません。客観的なデータ資料をもとに、お客様ご自身に考えていただくというスタンスをとります。それは控えめで側面的なサポートといえます。そういったソフトな対応ですので、何度も継続することが出来ます。だから継続MASというネーミングをTKCは付けたような気がします。

一方、専門の経営コンサルタントは、1回限りです。1回限りで会社の骨組みを砕いて、全く新しい手法を提案してきます。これを何度もやったら会社は、解体してしまいます。継続は、出来ないのです。

また過去の成功事例は、ほとんど他の会社では通用しない場合が多いです。例えば、北海道で成功した営業戦略は、東京では通用しません。中堅企業で成功した製品開発は、ファミリー企業では採用できません。このように地域や気候や企業文化などがそれぞれ違うはずですので、過去の他社の成功事例を真似してみても、そのほとんどは失敗に終わります。事実、私は経営コンサルタントが入って破産した会社を何度も見てきました。

一方、多くの会計事務所は、税金以外のお話しは意図的にしません。そこで利益が得られるわけでもなく、効率も下がるからです。必要最低限の税金計算で完了するのが、普通の会計事務所のスタンスです。反対に、会計事務所の人間がその企業に干渉してどんどん積極的に指示的な忠告をしてきたら、企業側はもう嫌になってしまうことと存じます。

舩橋会計は、積極的な干渉をしません。しかし、無関心ではありません。その中庸にある謙虚で側面的な助言を、資料の提供という形でさせていただきます。そのようなソフトなサポートは、継続できるのです。そして何が問題なのかというテーマ自体を経営者に考えていただきます。なぜなら本当にその会社を熟知し、その問題の脱出経路を発見出来るのは、社長以外にはいらっしゃらないからです。


不動産経営裏面に和田京子さんの新聞記事を掲載いたしました。この方は、85歳で5億円を稼いでいる不動産会社社長だそうです。80歳で起業されたので、約5年間で年収5億円になられたわけですね。すごい、というか神がかっています。
もちろん短期間で大きな売上を達成した裏には、緻密な計算と戦略があるはずです。そして戦略だけでなく、気が遠くなるような努力もされたことと推察します。
私、舩橋は現在46歳で来月には47歳になります。もう歳をとることが新鮮ではなくなり、そこに喜びも哀しみもありません。ただただ毎日忙殺されながら、「あー、俺も人生の折り返しを過ぎたのだな」と思っておりました。
そんな折、和田さんの記事を見て、たいへん自分を反省したところです。体が老いるほどに、心構えや思考は若々しくなりたい、そういう粋な歳のとり方をしたいなと感じました。