なぜ税理士と会話をするのか?

税理士に質問する社長なるほどね。舩橋君は、会話によって思考を深めるという手法をとっているんだね。でもさ、会話だったら従業員や家族とも出来るよ。経営コンサルタントもいるよ。会計事務所の人と会話をする必然性はないと思うんだけどな。

 


確かに経営の問題を話合う相手はいろいろといらっしゃると思います。一つ一つ考えてみましょう。

① 家族 : 家族はいつでもどこでも会話できる話しやすい存在ですね。でも経営のことは、奥さんとか子供に相談できますか?「実は今、資金繰りに困っているんだ」とかは、言いづらいですね。仮に言ったとしても適格な対応策が返ってくるでしょうか?いたづらに心配をかけてしまった、という結果になる事も多いと思います。

② 従業員 : 社長の悩みのほとんどは、従業員の問題だったりします。目標売上高に達しない原因も従業員の働く姿勢が原因だったりします。その問題の張本人に対して相談はしづらいし、またすべきではないと思います。経営が難しくなった局面においても、従業員には強い顔を見せていたいという社長さんも多いです。

③ 経営コンサルタント : 経営コンサルタントに依頼して経営が良くなった、という会社を私は見たことがありません。もともと経営コンサルタントは、答えのない問題を提起します。答えが出そうな問題なら、初めから社内で処理されているし、すぐに答えが出てしまってはコンサルタントの仕事がなくなるからです。コンサルタントは一見ドラマティックな展開をしていく改革案を提案してきます。でも本当にその通りにやったら会社が解体してしまうことも多いです。

④ 会計事務所 : 最後に会計事務所の人間と会話をすることについて考えてみます。会計事務所の人間は、その会社の財務状況を全て把握しております。また会計事務所の人間と会話をしても、失うものが何もありません。顧問料が少し高くなるくらいのことはあるかもしれません。また舩橋会計の場合には、基本的に毎月面談させていただくので、長期的にコンスタントに一つのテーマについて会話をしていくことが出来ます。

税金の計算だけを行う会計事務所では、会話をしても思考を深めることは出来ないかもしれません。しかし、「会話によって経営の思考を深める」ということを基本姿勢として業務に組み入れている舩橋会計のような所であれば、効果が出てきます。

質問されるということは大切です。一つの良質な質問は、100のアドバイスよりも上に行く、と私は考えています。考えるキッカケさえ得られれば、経営問題の最善の答えを出せるのは、社長ご自身です。他人が答えを出すのではありません。ここでも舩橋会計の「自学自習は最強である」という考えが根底にあります。

理想を目標にしてはダメなのか?

税理士に質問する社長舩橋君は、売上目標を逆算の思考で立てると言ってるね。必要な資金をまず求めて、それを得るために売上高がどれだけ必要か逆算するということだね。それはわかるんだけど、社長にも社長自身の理想っていうのがあるでしょ。純粋な理想を目標にしてはダメなのかな?

 


税理士 舩橋信治 小牧 春日井決してダメということではありません。しかし、理想を目標にするよりは、逆算して目標を立てる方が良いです。なぜなら理想には、その根拠や必然性が薄いからです。なぜその目標値になったのか、という理由が社長の主観的思いだけだからです。

主観的な思いだけの理想だと、その目標が達成出来なかったときに、「理想だから、計画だから、違ってくるのは当然」となってしまいます。これでは、反省することが出来ません。ただ理想を掲げただけになってしまいます。

もともと目標を立てる理由は、目標と実績の差異がなぜ起きたのかその原因を分析して改善するためです。改善したいのに、「理想だから、計画だから、違ってくるのは当然」と言ってしまったら、そこで思考停止になってしまいます。

一方、必要資金からの逆算で目標売上高を計算すると、「その目標売上高に届かなければ、会社は資金繰りで機能不全を起こす」となるわけです。緊張感が生まれるんですね。また目標数値に、根拠や必然性がありますから従業員の人からみても、納得のいく目標数値になるわけです。

例えば地図を思い出してください。目的地をまず確認しますよね。そこから現在地を見て、ではどのルートで行こうかと考えます。目的地から逆算していますね。経営も同じで、まずゴールが見えていなければなりません。ゴールがあって、そこからの逆算をすると最短コースが見えてきます。

何か目標を定めて、それを実現化するためには、逆算の思考を使うほうが思考経済の面からみても効率的だと思います。

税理士 舩橋信治

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