理想を目標にしてはダメなのか?

税理士に質問する社長舩橋君は、売上目標を逆算の思考で立てると言ってるね。必要な資金をまず求めて、それを得るために売上高がどれだけ必要か逆算するということだね。それはわかるんだけど、社長にも社長自身の理想っていうのがあるでしょ。純粋な理想を目標にしてはダメなのかな?

 


税理士 舩橋信治 小牧 春日井決してダメということではありません。しかし、理想を目標にするよりは、逆算して目標を立てる方が良いです。なぜなら理想には、その根拠や必然性が薄いからです。なぜその目標値になったのか、という理由が社長の主観的思いだけだからです。

主観的な思いだけの理想だと、その目標が達成出来なかったときに、「理想だから、計画だから、違ってくるのは当然」となってしまいます。これでは、反省することが出来ません。ただ理想を掲げただけになってしまいます。

もともと目標を立てる理由は、目標と実績の差異がなぜ起きたのかその原因を分析して改善するためです。改善したいのに、「理想だから、計画だから、違ってくるのは当然」と言ってしまったら、そこで思考停止になってしまいます。

一方、必要資金からの逆算で目標売上高を計算すると、「その目標売上高に届かなければ、会社は資金繰りで機能不全を起こす」となるわけです。緊張感が生まれるんですね。また目標数値に、根拠や必然性がありますから従業員の人からみても、納得のいく目標数値になるわけです。

例えば地図を思い出してください。目的地をまず確認しますよね。そこから現在地を見て、ではどのルートで行こうかと考えます。目的地から逆算していますね。経営も同じで、まずゴールが見えていなければなりません。ゴールがあって、そこからの逆算をすると最短コースが見えてきます。

何か目標を定めて、それを実現化するためには、逆算の思考を使うほうが思考経済の面からみても効率的だと思います。

税理士 舩橋信治

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