今日は、TKC株式会社の方とE21マイスターの有効利用について話し合いました。
これは、会計ソフトのことです。
会計ソフトの選択肢は、いろいろとあります。
例えば、弥生会計だったり、FREEだったり、JDLだったり・・・まー、いろいろですね。
これがベストというのは、なかなか難しいものです。
なぜなら、どの会計ソフトが良いかというのは、その会社の規模や業種によって変わってくるからです。
もともとそのソフトの開発が小規模向けに行われているのに、それを大企業が使うのはナンセンスです。その逆もしかり。
このE21マイスターという会計ソフトは、小規模会社向けのソフトです。
小規模向けのソフトとしては、なかなか品質は良いと思います。
ただし、TKCは毎月の巡回監査を前提としております。
巡回監査というのは、毎月会社に訪問することです。
ですので、会計処理だけでなく、経営アドバイスも欲しいという方には最適のスタイルです。
もちろんその分税理士報酬も高くなります。
しかし、税理士報酬が高くなっても毎月税理士事務所の所員が訪問する経営効果は、税理士報酬以上に高いものがあると思います。
経営アドバイスなんて、自分が会社のことを一番良く知っているから要らないよ、それよりも少しでも税理士報酬を低くしてよ、という意見もあると思います。
しかし、毎月第三者が客観的に数字を基に発言するというのは、経営者の意識がかなり変化するものです。
経営アドバイスそのものよりも、第三者に経営を定期的に客観視されているという、「見られている感」がとても良い効果を生むのです。
少しでも税理士報酬を下げるのか、それとも税理士報酬が高くなっても経営アドバイスをしてもらうのか・・・
その選択をするのは、社長さん自身です。
社長というのは、常に何かの判断を求められるのですね。
ということは、常に答えのない問題と向き合って、それでも答えを出していかなければならないのですね。
勉強と違って、答えは存在しません。
その霧の中を進んでいくのが経営です。
そこがまた経営の面白さですね。
石橋の上をたたいてしか渡れない・・・というスタンスでは、経営判断は出来ません。
不確実な中を進む勇気こそ、経営には必要です。